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外壁塗装の専門誌 2024.06.20

建設業の働き方改革!週休2日制導入の現状と対策

 

建設業界を取り巻く環境は、近年大きく変化しています。
少子高齢化による深刻な人材不足、長時間労働の是正を求める声の高まり、そして2024年問題。
これらの課題は、建設業の未来を左右する重要な要素となっています。
その中で、働き方改革の一環として注目されているのが「週休2日制」です。

しかし、建設業において週休2日制を導入するには、様々な障壁が存在します。
今回は、建設業における週休2日制導入の現状、メリット・デメリット、そして具体的な対策を解説します。

 

建設業の働き方改革とは?週休2日導入の現状と課題

 

2024年4月より、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。
これにより、これまで慣習的に行われてきた長時間労働は、法的に制限されることとなりました。
年間360時間(特別条項適用で720時間)を超える時間外労働は罰則の対象となり、企業は働き方改革を真剣に検討せざるを得ない状況となっています。
この時間外労働規制は、週休2日制導入を促進する大きな要因となっています。
規制の遵守は企業の存続に関わる重要な問題であり、適切な対策を講じる必要があります。

 

建設業界における週休2日の現状と課題

 

建設業界では、依然として週休1日制が主流です。
長年培われてきた慣習や、工期の厳しさ、人材不足といった様々な要因が、週休2日制導入の障壁となっています。
特に、公共工事においては週休2日制の推進が進んでいますが、民間工事ではその導入率は低いのが現状です。
週休2日制を実現するには、関係各社との綿密な連携、工期の見直し、そして従業員の意識改革が不可欠です。

 

人材不足と高齢化問題への影響

 

建設業界は、深刻な人材不足と高齢化に直面しています。
若い世代の離職や、ベテラン世代の引退は、企業の生産性低下や、技術継承の困難さを招きます。
魅力的な労働環境の構築は、人材確保・定着に不可欠であり、週休2日制導入は、その有効な手段の一つと考えられます。
週休2日制によってワークライフバランスが改善されれば、若年層の応募増加や、熟練技能者の定着率向上に繋がる可能性があります。

 

 

週休2日制導入のメリット・デメリット

 

1:従業員のワークライフバランス改善

 

週休2日制の最大のメリットは、従業員のワークライフバランスの改善です。
十分な休暇により、プライベートの充実、心身の健康維持が期待できます。
これは、従業員のモチベーション向上、ひいては生産性向上に繋がります。
また、労働災害の減少にも貢献する可能性があります。

 

2:企業イメージの向上と人材確保

 

建設業界は、「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージが根強く、人材確保が困難な状況にあります。
週休2日制の導入は、このネガティブなイメージを払拭し、企業イメージの向上に繋がります。
魅力的な労働環境を提供することで、優秀な人材の確保・定着が期待できます。

 

3:生産性向上への期待

 

週休2日制導入によって、従業員の疲労蓄積が軽減され、集中力や作業効率の向上が期待できます。
適切な休養は、質の高い仕事につながり、生産性向上に貢献する可能性があります。
ただし、導入にあたっては、業務の効率化や工程管理の見直しも必要です。

 

4:工期延長によるコスト増加

 

週休2日制導入により、工期が延長される可能性があります。
これは、人件費や資材費の増加、工期遅延によるペナルティといったコスト増加につながる可能性があります。
そのため、工期短縮のための工夫や、効率的な作業計画の策定が重要となります。

 

5:給与体系の見直しと賃金減少リスク

 

多くの建設現場では、日給制や日給月給制が採用されています。
週休2日制を導入した場合、給与が減少する可能性があるため、給与体系の見直しが必要となります。
月給制への移行や、時間単価の見直しなど、従業員の生活水準を維持できるよう配慮する必要があります。

 

6:関係企業との調整の難しさ

建設工事は、多くの関係企業との連携によって成り立っています。
週休2日制導入にあたっては、元請け企業だけでなく、下請け企業や協力会社との間で、工期や作業スケジュールを調整する必要があります。
スムーズな連携体制の構築が、成功の鍵となります。

 

週休2日制導入に向けた具体的な対策

 

1:給与体系の見直しと賃金保障

 

週休2日制導入による賃金減少を防ぐため、給与体系の見直しが必要です。
月給制への移行や、時間単価の見直し、各種手当の充実など、従業員の生活水準を維持できるよう配慮した対策が必要です。

 

2:工期・費用に関する交渉力強化

 

週休2日制導入による工期延長を考慮し、発注者との交渉力強化が求められます。
適切な工期と費用を提示し、理解を得ることが重要です。
必要に応じて、国土交通省のガイドラインなどを活用し、適正な工期設定を主張する必要があります。

 

3:DX化による業務効率化

 

ICT技術を活用したDX化は、業務効率化に大きく貢献します。
BIM/CIMなどの導入、工程管理システムの活用、ペーパーレス化などにより、工期短縮と人手不足解消を目指しましょう。

 

4:政府支援策の活用

 

国土交通省は、働き方改革推進のための様々な支援策を提供しています。
補助金・助成金の活用や、専門機関への相談など、積極的に支援策を活用することで、導入コストを軽減し、円滑な導入を推進できます。

 

5:協力企業との連携強化

 

週休2日制導入は、元請け企業だけでなく、協力企業全体で取り組む必要があります。
関係各社との情報共有、連携体制の構築、共通の目標設定などが重要です。
定期的な会議や情報交換などを通して、相互理解と協力体制を強化する必要があります。

 

 

まとめ

 

建設業における週休2日制導入は、人材不足や長時間労働といった深刻な課題解決に繋がる有効な手段です。
導入には、工期やコスト、給与体系といった課題がありますが、DX化や政府支援策の活用、関係企業との連携強化など、具体的な対策を講じることで、実現可能な目標です。
従業員のワークライフバランス改善、企業イメージ向上、生産性向上といったメリットを享受することで、建設業界全体の活性化に貢献できるでしょう。
週休2日制導入は、企業の将来を左右する重要な経営課題であり、早急な対応が求められます。

 

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