コジマヤ興業 外壁塗装リフォーム支援事業部のセミナー情報・お知らせ・外壁塗装の専門誌

セミナー情報・外壁塗装の専門誌
お知らせ

外壁塗装の専門誌 2025.09.20

塗装職人のマネジメントはどうすれば良い?効果と安全管理のポイント

塗装職人のマネジメントにおいては、職人のスキルレベルに応じた適切な作業指示と、徹底した安全管理が不可欠です。
経験豊富な職人には目標と裁量を与え、経験の浅い職人には具体的な手順とチェックポイントを明確に示すことで、それぞれの能力を最大限に発揮させることができます。
また、安全管理においては、危険予知活動の徹底、適切な保護具の着用、作業環境のリスクアセスメントの実施、緊急時の連絡体制の明確化など、具体的な手順を踏むことで事故を未然に防ぎ、安全な作業環境を確保することができます。
これらの点を意識することで、生産性向上と安全な作業現場を実現することが可能になるのです。
今回は、そうした塗装職人のマネジメント方法について解説します。

 

塗装職人のスキルレベルに合わせた効果的な作業指示を出すには

 

経験豊富な職人には目標達成のための裁量を与える

 

経験豊富な塗装職人に対しては、単なる指示ではなく、達成目標と期日を示した上で、作業方法や工程に関する裁量を与えることが重要です。
彼らは豊富な経験から最適な手順を選択し、効率的な作業を進める能力を持っています。
そのため細かい指示よりも、全体像を把握させ、自身の裁量で作業を進めさせることで、モチベーションの維持と高い生産性を実現できるといえます。
例えば、「今週中にA棟の塗装を完了してください。使用する塗料はXです。品質には十分注意してください。」といった指示が良いでしょう。
さらに、詳細な手順を指示するよりも、結果責任を明確にすることで、職人の自主性と責任感を高めることができるのです。

 

経験の浅い職人には具体的な手順とチェックポイントを明確にする

 

経験の浅い職人に対しては、具体的な手順と各工程におけるチェックポイントを明確に示すことが大切です。
作業手順書を作成し、写真や図解などを用いて分かりやすく説明することで、ミスを減らし、作業の質を向上させることができます。
また、定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて指導を行うことで、スキルアップを支援することも重要です。

例えば、
1.下地処理:サンドペーパーで研磨後、清掃する
2.プライマー塗布:ローラーを使用し、均一に塗布する(チェック:ムラがないか確認)
3.上塗り塗布:同上の手順で塗布する(チェック:タレがないか、色ムラがないか確認)

といった具体的な手順を示すことで、未熟な職人でも確実に作業を進めることができます。
加えて、熟練職人による定期的な指導やフィードバックは、彼らの成長を加速させ、将来的に独り立ちできるような人材育成にも繋がります。

 

職人の個性と強みを理解し適切な役割分担を行う

 

塗装現場では、様々なスキルを持つ職人が働いています。
職人の個性や得意分野、経験などを把握し、それぞれの強みを活かした役割分担を行うことで、チーム全体の効率性を高めることができます。
例えば、経験豊富な職人はリーダーとしてチームをまとめ、若い職人はベテランの指導の下で作業を行うといった役割分担が考えられます。
また、色彩感覚に優れた職人は、色の調合や仕上げを担当するなど、個々の特性に合わせた役割分担も有効です。
定期的な面談を通して、職人の希望や得意分野、苦手な分野などを把握し、適材適所の人材配置を心がけることが重要といえます。
これにより、職場の雰囲気も良好になり、モチベーション向上にも繋がるのです。

 

定期的な面談で進捗状況や課題を把握する

 

定期的な面談を通して、個々の職人の進捗状況や課題、困り事を把握することは、効果的な作業指示とモチベーション維持に不可欠です。
面談では、作業の進捗状況だけでなく、職場の雰囲気や人間関係、スキルアップへの意欲なども確認する必要があります。
これらの情報を踏まえ、適切な指導やサポートを行うことで職場の活性化と生産性向上に繋げることが可能です。
また、面談は形式張らず、職人と気軽に話せる雰囲気を作ることも重要です。
さらに、面談を通じて得られた情報は、今後の作業指示やチーム編成にも役立てることができます。

 

 

塗装現場における安全管理の具体的な手順は?

 

作業開始前の危険予知活動を徹底する

 

塗装作業は、高所作業や化学物質の取り扱いなど、様々な危険が伴います。
作業開始前に、職人に危険箇所の確認と、その危険に対する対策を検討させる危険予知活動(KY活動)を徹底することが重要です。
作業内容、使用する機械、材料、環境などを考慮し、起こりうる危険を予測し、具体的な対策を事前に確認することで事故を未然に防ぐことができます。
KY活動は、単なる形式的なものではなく、職人が主体的に安全対策を考え、実行することで安全意識の向上に繋がります。
例えば、塗料の飛散による近隣住民への影響なども考慮し、対策を検討することが重要です。

 

適切な保護具の着用を義務付け定期的に点検する

 

マスク、手袋、保護メガネ、安全帯など、作業内容に応じた適切な保護具の着用を徹底し、定期的な点検を行うことが重要です。
保護具の不備や破損は作業中の事故に直結するため、常に適切な状態を維持する必要があります。
また、保護具の使用方法や点検方法についても、職人に周知徹底する必要があります。
保護具の着用は、個々の職人の安全を守るだけでなく、チーム全体の安全意識を高める効果もあります。
さらに、定期的な安全教育を実施することで、保護具の重要性を再認識させる機会を設けることも重要です。

 

作業環境のリスクアセスメントを実施し対策を講じる

 

作業環境のリスクアセスメントを行い、危険箇所を特定し対策を講じることで、安全な作業環境を確保することができます。
例えば、高所作業の場合は足場をしっかり確保し、化学物質を使用する場合は換気を良くするなど、具体的な対策を事前に講じることが重要です。
リスクアセスメントは、作業開始前だけでなく、作業中に危険な状況が発生した場合にも、随時行う必要があります。
これは安全管理の継続的な改善に繋がる重要なステップであり、作業環境の変化や新しい危険要因の発生にも対応できる体制を構築する上で不可欠です。

 

緊急時の連絡体制と対応手順を明確にする

 

緊急時における連絡体制と対応手順を明確にし、職人に周知徹底することで、迅速かつ適切な対応を行うことができます。
例えば、事故発生時の連絡先、救急車の呼び方、負傷者の応急処置の方法などを、事前にマニュアル化し、職人に配布する必要があります。
また、定期的な訓練を行うことで、緊急時に冷静に対応できる能力を高めることができます。
さらに、近隣の医療機関の情報なども共有しておくことで、よりスムーズな対応が可能となります。

 

 

まとめ

 

塗装職人のマネジメントにおいては、職人のスキルレベルに応じた適切な作業指示と、徹底した安全管理が不可欠です。
経験豊富な職人には目標と裁量を与え、経験の浅い職人には具体的な手順とチェックポイントを明確に示すことで、それぞれの能力を最大限に発揮させることができます。
一方で、安全管理においては、危険予知活動の徹底、適切な保護具の着用、作業環境のリスクアセスメントの実施、緊急時の連絡体制の明確化など、具体的な手順を踏むことで事故を未然に防ぎ、安全な作業環境を確保することができます。
これらの点を意識することで、生産性向上と安全な作業現場を実現することが可能になります。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

創業60余年塗料専門商社コジマヤグループ

コジマヤ興業(株)リフォーム支援事業部

外壁塗装ビジネスのちょっと違う差別化提案の

ご相談やお問合せはコチラをクリック!

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

外壁塗装ビジネスのご相談・困りごとに
関するお問い合わせはこちらから

まずはお気軽にご相談ください!

  • 塗装工事の受注単価を上げたい
  • 安価に自社ブランド塗料を始めたい
  • 新しい商材を持ちたい
  • リフォームの受注ノウハウを知りたい
  • 塗料選定について相談したい

皆様のお悩み、不安を解決します!

閉じる

オリジナル塗料

オンラインショールーム
無料セミナー開催中!

初期コスト0スタート!