コーキング上に発生する塗膜のひび割れの原因と対策を徹底解説
外壁塗装後、コーキング目地の上にひび割れが発生した経験はありませんか?
見た目が悪くなるだけでなく、防水性能にも影響するため、放置は厳禁です。
この記事では、コーキング上に塗膜ひび割れが起こる原因とその対策をわかりやすく解説します。
1.コーキング上の塗膜ひび割れとは?
外壁の目地に打ち込まれたコーキング材は、建物の動きに追従して伸び縮みします。
しかし、その上に塗装を行うと、弾性の違いにより塗膜が追従できず、ひび割れが発生することがあります。
この現象は「コーキング割れ」「目地ひび」などとも呼ばれ、特にモルタル外壁やサイディング外壁で多く見られます。
2.主な原因は塗料とコーキング材の追従性の違い
塗膜割れの多くは、塗料を柔らかいコーキングの上に塗ると、建物の動きに追従できず割れてしまいます。
また、コーキングが十分に乾燥していない状態で塗装した場合も、密着不良が起こりやすくなります。
3.正しい施工手順が防ぐ最大のポイント
コーキング材は塗装前に完全硬化させることが重要です。
一般的に打ち替え後7~10日程度の乾燥期間を設けると安心です。
さらに、上塗り前にプライマーを適正に塗布し、密着を高めることも有効です。
4.対策には「後打ち施工」または「コーキング共色塗装」が有効
コーキング上の塗膜ひび割れを防ぐ最も確実な方法は、後打ち施工です。
これは、塗装完了後にコーキング材を充填する方法で、塗膜とコーキングが直接重ならないため、追従性の差による割れを防止できます。
ただし、後打ち施工ではコーキング材がそのまま露出し塗膜で保護できないため、
コーキング材自体の劣化が早まってしまう問題もあります。
また、ひび割れても美観上、目立ちにくくするためであれば、コーキングを調色し
外壁塗装の色と共色にする方法もあります。
5.施工店としての信頼を高めるために
お客様からの信頼を得るためには、ただ塗るだけでなく「正しい材料選定と施工管理」を徹底することが大切です。
コーキング上の塗膜割れを防ぐ知識または、割れる可能性があることの説明力は品質の高い施工とリピート率向上につながります。
まとめ|正しい知識と施工判断で防げるトラブル
コーキング上の塗膜ひび割れは、材料の相性や施工手順の工夫で確実に防止できます。
特に後打ち施工や共色塗装を適切に取り入れることで、長期的な美観と防水性を維持可能です。
トラブルを未然に防ぎ、お客様に長持ちする外壁塗装を提供していきましょう。
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コジマヤ興業(株)リフォーム支援事業部
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