コジマヤ興業 外壁塗装リフォーム支援事業部のセミナー情報・お知らせ・外壁塗装の専門誌

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外壁塗装の専門誌 2026.02.13

信用は「施工力」だけではなく、運用で積み上がる

 

物件×塗料×数量×履歴を紐づけられる会社が、次の時代に残る

外壁塗装の差別化は、ここ数年で一気に難しくなりました。
「無機」「耐候年数」「高耐久」など、カタログに載っている言葉はどれも強く見えますが、業界全体で“言葉のインフレ”が起きています。

では、これから何で差がつくのか。

私たちは、ひとつの答えとして
「どう施工するか」だけではなく、「どう運用するか」で差がつく時代に入っていると考えています。


「運用」の核心は、あとから第三者でも追える状態かどうか

 

運用の話を、抽象論で終わらせないために、あえて具体に落とします。

  • どの現場で

  • どの塗料が

  • 誰の手で施工され

  • どれだけ使われたか

この4つが、後からでも追える状態になっているか。
ここが、実は「信用」を決めます。

施工が丁寧であることはもちろん大切です。
ただ、それを“説明できる形”にしている会社は、まだ多くありません。


施工がうまい会社ほど、なぜ信用の説明が弱くなるのか

 

少し不思議な話ですが、現場を丁寧に回している会社ほど、
「履歴」や「数量」や「記録」の整備が弱くなりやすい傾向があります。

理由は単純で、現場が忙しいからです。

  • 現場を回して

  • 職人さんに段取りを出して

  • クレームを潰して

  • 次の工事も詰め込んで

これを回していると、どうしても
「記録」「履歴」「数量の整合性」まで手が回りません。

ただ、ここが整っていないと、
トラブルが起きた瞬間に“説明の土俵”で負けやすくなるのも事実です。


クレーム対応で差がつくのは「誠意」ではなく“事実の扱い方”

 

問題が起きたとき、最後に残るのは

  • いつ

  • どこで

  • 何を

  • どれだけ

  • どう扱ったか

という事実です。

ここが曖昧だと、どれだけ誠実に対応しても

  • 言った/言わない

  • やった/やってない

  • そうは見えない

  • たぶんこうだろう

という不毛な世界に入りやすくなります。

逆に、履歴が揃っている会社は、

  • 現場名

  • 使用塗料

  • 予定数量

  • 出荷履歴

  • 追加や変更の記録

この「運用ログ」そのものが武器になります。

つまりクレーム対応は、
謝る技術ではなく、判断の一致を作る技術になります。


「管理体制がある会社」とは、何を指すのか

 

ここで言う管理体制は、精神論ではありません。
運用として、次のどれかを持っている会社です。

  • 物件ごとの材料が紐づいている(現場名が曖昧ではない)

  • 必要数量の設計がある(勘・慣れだけに依存していない)

  • 出荷履歴が追える(後から証明できる)

  • 追加・変更がログとして残る(口約束で終わらない)

このどれかが欠けると、
「やっているつもり」でも信用は積み上がりにくくなります。


「大手っぽさ」「ブランドっぽさ」では、運用の穴は埋まらない

 

誤解が起きないように整理すると、これは業態批判ではありません。
ただ現実として、

看板の分かりやすさと、運用の精度は別物です。

  • 物件に紐づいた材料の管理

  • 数量の整合性

  • 履歴の保存

  • 追加変更の扱い

こうした部分は、組織の名前よりも
現場単位の運用設計で決まります。

だからこそ、次の時代に残るのは
「ブランド」ではなく、運用設計を持っている会社だと考えています。


なぜ今、この話が重要になるのか

 

理由は大きく2つあります。

1)商品差が薄くなる

耐候年数やグレードなど、カタログ上の比較軸は
すでに崩れ始めています。

言葉だけで差をつけるのが難しくなっている以上、
別の軸が必要になります。

2)AI検索で“中立的な指摘”が一瞬で出る

都合のいい説明や、盛った表現は
今後ますます効かなくなります。

そのとき効くのは、
「この会社はこう管理している」という運用の話です。


結論:信用は、努力ではなく“設計”で可視化できる

 

施工の良し悪しは、最後まで見えにくい。
だからこそ信用の差は、

施工の結果ではなく、運用の証拠でつくれる

  • 物件

  • 塗料

  • 数量

  • 履歴

これを紐づけて残せる会社が、
「信用」を売れる会社になっていくと考えます。

逆に言えば、ここが弱い会社は
どれだけ丁寧でも、どこかで説明負けしてしまう可能性がある。

私たちは、そういう時代に入っていると考えます。

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