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外壁塗装の専門誌 2026.05.15

シャープ化学工業の数量制限はなぜ「過去実績基準」なのか?販売店視点で見る今回の供給対応

 

シャープ化学工業の数量制限はなぜ「過去実績基準」なのか?

販売店視点で見る今回の供給対応

現在、塗料・副資材業界では、原材料供給不安や物流問題の影響により、

一部メーカーで受注制限や出荷調整が続いています。

その中で今回、シャープ化学工業株式会社より、

「過去実績を上限とした数量制限」

という新たな受注ルールが案内されました。

これは単純な受注停止とは少し違い、

  • 完全停止ではない
  • ただし自由受注でもない

という、かなり難しいバランス型の対応です。

実際、販売店側から見ても、

「結局この方法しかない」

というのが率直な印象でもあります。

今回は、なぜ今「過去実績基準」が増えているのか、販売店視点から整理していきます。

なぜ再開後すぐに“再停止”が起きるのか

今回のような供給問題で近年増えているのが、

「一度再開 → 注文殺到 → 再停止」

という流れです。

実際、メーカー側としては、

  • 原材料が少し入った
  • 一部生産が回復した
  • 出荷可能数量が増えた

段階で、一度受注再開を行います。

しかしその瞬間、

“前倒し需要”

が一気に集中します。

例えば施工店側も、

  • 今後また止まるかもしれない
  • 現場材料を確保したい
  • 在庫を積みたい

という心理になります。

すると、通常月を大きく超える注文が一気に入り、結果としてメーカー生産能力を超えてしまいます。

これが、

「再開したのに再停止」

が起きる大きな原因です。

なぜ「過去実績上限」という方法になるのか

今回シャープ化学工業が採用した、

「昨年同月実績を上限とする方式」

は、実はかなり合理的な方法です。

理由は明確で、

“通常需要に近づける”

ためです。

例えば、

  • 本当に現場で必要な数量
  • 平時の使用量
  • 実際の施工規模

は、過去実績にある程度表れます。

逆に制限がない状態では、

  • 将来不安
  • 品薄懸念
  • 先行確保心理

によって、本来必要以上の注文が入りやすくなります。

つまり今回の目的は、

「公平性」

だけではありません。

むしろ、

「市場全体のパニック化を防ぐ」

意味合いがかなり大きいと感じます。

古くからの取引先・大口優先という側面もある

もちろん現実的には、

  • 過去実績がある会社
  • 長年の取引先
  • 継続使用ユーザー

が有利になる側面もあります。

これは一見すると不公平に見える部分もあります。

ただ、メーカー側としても、

「実際に継続使用している現場へ供給する」

必要があります。

もし制限なしで自由受注にすると、

  • 新規大量発注
  • 転売的確保
  • 過剰在庫化

などが起きる可能性もあります。

その結果、本来必要な現場へ製品が届かなくなるリスクも出てきます。

そのため、

「過去実績を基準にする」

という方法は、現実的にはかなり理にかなっています。

では、この状況はいつ終わるのか

ここが非常に難しい問題です。

実際、今回のような供給制限は、

  • 原材料
  • 中東情勢
  • 溶剤供給
  • 物流
  • 生産能力

など、多くの要素が絡んでいます。

また、一度市場が供給不安を経験すると、

“先に確保しておこう”

という心理が残ります。

つまり、

  • 再開
  • 注文集中
  • 制限強化
  • 再び不足不安

という循環が起きやすくなります。

逆に、本当に市場が落ち着くのは、

「もう大丈夫」

と全体が認識した時です。

ただし、その時には今度は前倒し需要が落ち着き、急激に注文が減る可能性もあります。

つまりメーカー側としても、

「止めすぎても危険、開放しすぎても危険」

という非常に難しい調整を行っている状態とも言えます。

販売店として感じる今回の現実

今回のシャープ化学工業の対応は、施工店側から見ると厳しく感じる部分もあると思います。

しかし販売店として見ると、

「安定供給を優先するなら、この方法しかない」

という印象も強くあります。

特に現在は、

  • 一社だけの問題ではない
  • 塗料だけの問題でもない
  • シーリング・溶剤・副資材にも波及している

状況です。

そのため今後は、

  • 着工前確認
  • 早めの材料相談
  • 代替仕様検討
  • 在庫状況確認

など、現場側でも以前以上に事前確認が重要になっていくと思われます。

まとめ

今回のシャープ化学工業の「過去実績上限による数量制限」は、

  • 古くからの取引先優先
  • 過剰発注防止
  • 市場安定化

など、複数の目的を含んだ供給対応と言えます。

特に現在のような供給不安局面では、

「完全自由受注」

の方が、逆に市場混乱を拡大させる可能性もあります。

販売店としても、今回の方式は決して理想形ではないものの、

「現実的にはかなり合理的な対応」

という印象があります。

今後もしばらくは、塗料・副資材業界全体で供給状況変動が続く可能性があるため、

案件ごとの早めの確認や情報共有が重要になっていきそうです。


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