本日は、アサヒ飲料の缶コーヒーシェア獲得に学ぶ
朝専用缶コーヒーモーニングショット戦略とは?についてです!
今となっては違和感なく、すんなり入ってくる
『朝専用缶コーヒー』というワード。
本来は朝専用の缶コーヒーって“なにそれ?”状態なはずです。
よくよく考えるとおかしな言葉です。
しかし、これを違和感のないまでに市場に落とし込んだアサヒ飲料は
やはりすごいと思います。
ただ、これは発売当初から朝専用缶コーヒーとして販売されていた訳では
ございません。アサヒ飲料の企業努力の賜物なのです。
当初のコンセプトは、普通と言ったら失礼なのですが正直、差別化のしにくい
缶コーヒーの王道のプロモーションコンセプトでした。
2001年8月の販売当初のプレスリリースが分かりやすいです。
缶コーヒー「ワンダ」“新豆挽きたて、イキのいい缶コーヒー”
それから約1年後の2002年の8月に出したプレスリリースからコンセプトを
ガラッと一新しました。その当時のプレスリリースがこちら。
缶コーヒー「ワンダ」で新提案”朝”の気つけの一杯「ワンダ モーニングショット」
ここから、『朝専用缶コーヒー』という武器を取り、一気に市場を開拓していきました。
これは差別化戦略において非常に計算されています。
まず、缶コーヒーを購入するユーザー層は誰か?
調べたところ、『サラリーマン』だったわけです。
次に、一番飲む時間帯はどこか?
ここです!
『時間』に目を付けたわけです。
調べた結果、『朝だ!』となった訳ですが、ここですんなり
「じゃあ、朝専用にして、朝だけ売ろう!」と簡単になった訳ではないことが予想されます。
もちろん社内には「朝だけに絞ったら昼と夜のシェアを捨てることになるんじゃないか」
という意見がでたであろうことも想像がつきます。
しかし、「ワンダは朝専用缶コーヒーにする!」と強い信念を持ち、
市場を絞ることで時間帯におけるシェア拡大を図ったわけです。
外壁塗装リフォーム業界においても同様で
差別化を実現する秘訣は
“いかに競合相手と、かぶらない提案ができるか”が鍵となります!
モーニングショットの場合はこのように朝専用缶コーヒーという自分だけの武器を手に入れたわけです!
マーケティング戦略の大変分かりやすい好事例といえます!
またもちろん、すごくおいしいコーヒーです!
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