美濃のマムシ“斉藤道三”に学ぶ差別化手法!
ただ、今回お話するのは、
斉藤道三が有名大名になる、もっとずっと前の
まだ油売り商人だった頃の話です。
『油を売ってんじゃない!』という言葉がありますが、
これは昔、江戸時代では油は行燈(あんどん)など
部屋の明かりの燃料としてとても貴重なもので、
他にも女性の髪油としても大切に扱われていました。
この油を売る行商人が客のところへ油を届けに行った際、
客の枡に油が垂れ終わるまでの時間を客との雑談で
繋いでいたことから「油を売る=仕事中怠ける」
という意味になったようです。
さて、
美濃の国の大名で織田信長にも縁のある人物「斉藤道三」も
元この油売りであったそうです。
彼は一文銭の中央にある穴を通して
油を注ぎ、
もし穴から油がそれたらそれをタダにするという
街頭パフォーマンスをしながら油を売って、人気者になったのだとか。
これは販売テクニックとしてかなりいろいろな技が組み合わさっています。
■視覚的効果
実際に見ることができ、得られる具体的情報がある。
■特典付き効果
穴からはずしたら、タダになるという特典付き。
■集客効果
直接関係の無い周囲の人も集まってみんなで見れます。
■話題性・口コミ効果
一番の宣伝効果があります。
■少しの損をして大きな得を得る
恐らくパフォーマンス上、たまにあえて失敗し、
タダにしていたこともあったと思います。
その場合は損になりますが、その際に得る集客効果を
活用し損以上の得を獲得していたことと推測できます。
外壁塗装リフォーム店さんの営業方法に当てはめると
ショールームでイベントを開催し、来場者特典を付け
さらにくじ引き等で特典を付与し、また紹介やリピート顧客に
繋げていく手法に通ずるものがありますね!
名もなき油売りの境遇だった斉藤道三もまた、
下克上により戦国大名にまで成り上がることができたのも、
この奇抜な発想と油売りで差別化できたおかげかもしれません。
やはり戦略というのは、いつの世も重要なんですね!
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