今回は水系ガードラック(2種)を薄める時に使う
“塗料を薄める液(希釈剤)”についてのお話です。
水系ガードラックで使える希釈剤は2つあります。
ガードラック専用の薄め液である“レジューサー”と“水”です。
今回はそれぞれで薄めた場合の主な違いについて説明したいと思います。
当社のお客様にも
「ガードラックを水で薄めた場合とレジューサーで薄めた場合で何が違うの?」
というお問い合わせはよくありますので、参考にしていただければ幸いです!
まず、
水系ガードラックには、「防虫・防腐・防カビ」効果のある薬剤が入っています。
この薬剤が今回のテーマにおいて大事になってきます。
ここからが本題!
水系ガードラックを専用レジューサーで薄めた場合と、水で薄めた場合には、
塗料中に含まれるこの薬剤の量が変わってきます。
下の図で見てみましょう!
上3つの円柱図は、原液の場合、レジューサーで薄めた場合、水で薄めた場合を、白い丸は薬剤を表しています。
左が塗料原液の状態を模した図です。原液の塗料中に含まれる薬剤は100%とします。
真ん中の図、レジューサーで薄めた場合、色は薄くなりますが塗料中に含まれる薬剤の量は、原液の場合と変わりません。
レジューサーにも薬剤が含まれていますので、防虫・防腐・防カビの薬剤効果を損なうことなく、塗料を薄めることができます。
右の図、水で薄めた場合、色は薄くなりますし、薬剤効果は薄まります。(水には薬剤が入っていない為)
どれだけ薬剤効果が薄まるかは、水で薄めた程度によります。
※尚、レジューサーないし水で薄めた場合でも、2回塗りしたら原液で塗装した場合と近い色になります。
つまり、水系ガードラックをレジューサーで薄めた場合と水で薄めた場合の大きな違いは、
塗料中に含まれる薬剤の効果が薄まるか・薄まらないかということなのです。
それぞれの違いをお分かりいただいた上で、お使い頂ければと思います。
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創業60余年塗料専門商社コジマヤグループ
コジマヤ興業(株)リフォーム支援事業部
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