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外壁塗装の専門誌 2026.04.30

塗装会社の値引き営業脱却と適正価格受注の秘訣

塗装会社やリフォーム会社の経営者様が、安易な値引き営業から脱却し、持続的な成長を目指すための具体的な道筋を解説します。
競争が激化する現代において、値引きは利益率の低下や技術力の陳腐化を招きかねません。
本記事では、値引き営業の背景にある要因、値引きに頼らない経営戦略、現場での対応策、そして仕入れ戦略までを網羅し、適正価格での受注を増やすための具体的なステップを解説します。

 

塗装会社の値引き営業はなぜ生まれるのか

 

塗装業界における値引き営業は、経営環境の厳しさに起因する側面が大きいです。
顧客獲得競争の激化や、それに伴う利益率の低下が、価格での勝負を余儀なくされる状況を生み出しています。
しかし、この手法は受注単価の低下を招き、長期的な経営に悪影響を及ぼすリスクをはらんでいます。

 

顧客獲得競争の激化

 

塗装業界では、インターネット広告やポータルサイトの普及により、顧客が複数の業者を比較検討する機会が増加しました。
これにより、価格競争に陥りやすくなっており、新規顧客の獲得が以前よりも困難になっています。
多くの企業が広告費や集客コストの増加に直面する中で、低価格を武器に顧客を獲得しようとする動きが強まる傾向にあります。

 

利益率低下の要因

 

値引き営業は、塗装会社の利益率を直接的に圧迫します。
本来、塗料の仕入れコスト、人件費、諸経費などを考慮して設定されるべき適正な価格から値引きを行うことで、一棟あたりの粗利が減少します。
この減少分を補うためには、より多くの受注を獲得するか、さらなるコスト削減が必要となりますが、いずれも容易ではありません。

 

受注単価の低下リスク

 

値引き営業を繰り返すことは、塗装会社全体の受注単価を下げるリスクを招きます。
一度値引きを受け入れた顧客は、次回以降も同様の値引きを期待する傾向があるため、適正な価格での受注が困難になり、結果として受注単価の低下につながります。
また、値引きを前提とした価格設定が常態化すると、品質やサービスに見合った価格を提示しても、「もっと安くなるのではないか」という疑念を顧客に抱かせてしまう可能性があり、ブランドイメージや信頼性にも悪影響を及ぼしかねません。

 

値引き営業をしない塗装会社の経営戦略

 

値引き営業に頼らず、持続的な成長を目指す塗装会社は、価格以外の価値提供に注力しています。
ここでは、適正価格での提案力強化、付加価値による差別化、そしてリピート・紹介促進といった戦略について解説します。

 

適正価格での提案力強化

 

値引き営業をしない塗装会社は、自社の強みや施工品質に見合った「適正価格」を自信を持って提示する能力を高めています。
そのためには、原価計算を正確に行い、適正な利益を確保した上で、顧客にとって納得感のある見積もりを作成することが不可欠です。
使用する塗料の種類やグレード、施工面積、下地の状態、付帯工事の有無などを詳細に分析し、その内容に見合った価格を提示します。
見積もり内容を顧客に丁寧に説明し、価格の根拠を理解してもらうことで、価格交渉の余地を最小限に抑えることができます。

 

付加価値による差別化

 

価格競争に陥らないためには、提供するサービスに独自の付加価値を持たせ、競合との差別化を図ることが重要です。
付加価値とは、単なる塗装工事にとどまらない、顧客にとってのメリットとなる要素を指します。
例えば、長期保証の提供、丁寧な近隣挨拶や養生、工事中の進捗報告の徹底、アフターサービスの充実などが挙げられます。
また、特殊な塗料の提案や、デザイン性の高い仕上がりを実現する技術力なども、他社にはない強みとなり得ます。

 

リピート・紹介促進

 

値引き営業をしない塗装会社は、新規顧客獲得だけでなく、既存顧客との関係性を深め、リピート受注や紹介による新規顧客獲得を重視しています。
一度満足した顧客は、信頼できる業者として再度依頼してくれる可能性が高く、また、知人への紹介も期待できます。
そのためには、工事完了後も定期的な点検やメンテナンスの案内を行い、顧客との良好な関係を維持することが大切です。
顧客満足度を高めることで、口コミによる自然な集客につながり、広告宣伝費の抑制にも貢献します。

 

塗装現場で値引き要求を断る方法

 

塗装現場において、顧客からの値引き要求にどのように対応するかは、経営者の手腕が問われる部分です。
ここでは、見積もりの透明性確保、品質と工期の説明、そして代替案の提示という具体的な方法について解説します。

 

見積もりの透明性確保

 

顧客からの値引き要求に対して、まずは見積もりの透明性を確保することが重要です。
見積もり内容を詳細に開示し、使用する塗料の種類、缶数、㎡単価、人件費、諸経費などを明確に示します。
これにより、顧客は工事内容と価格の妥当性を判断しやすくなります。
もし、顧客が特定の項目について疑問を持っている場合は、その部分を丁寧に説明し、納得してもらうことが値引き交渉を回避する第一歩となります。

 

品質と工期の説明

 

提示した価格が、使用する塗料の品質や施工にかかる工期に見合ったものであることを、具体的に説明することが効果的です。
高品質な塗料は耐久性や機能性に優れており、長期的に見ればメンテナンスコストの削減につながることを伝えます。
また、十分な工期を確保することは、丁寧な下地処理や確実な塗装作業を行うために不可欠であることを説明します。
工期を短縮するために工程を省略することは、仕上がりの品質低下や早期の劣化を招くリスクがあることを理解してもらうことが大切です。

 

代替案の提示

 

顧客が予算の都合で値引きを希望している場合、無理な値引きに応じるのではなく、代替案を提示することが賢明な対応策となります。
例えば、使用する塗料のグレードを下げる、一部の付帯工事を見送るといった選択肢を提案します。
ただし、代替案を提示する際には、それぞれの選択肢がもたらすメリット・デメリットを明確に説明し、顧客が理解した上で意思決定できるようにサポートすることが重要です。
安易な代替案の提示は、かえって品質低下を招く可能性があるため、慎重な判断が求められます。

 

値引き営業が塗装会社にもたらすリスク

 

値引き営業は、一時的に受注を獲得できたとしても、塗装会社の経営に長期的なリスクをもたらします。
ここでは、利益率の悪化、職人のモチベーション低下、そして技術力低下の懸念といった具体的なリスクについて解説します。

 

利益率の悪化

 

値引き営業を繰り返すことは、塗装会社の利益率を直接的に悪化させます。
工事にかかる費用は、塗料代、人件費、足場代、消耗品費など、一定のコストがかかります。
値引きによってこれらのコストを賄いきれなくなると、一棟あたりの利益が減少し、経営を圧迫します。
利益率の悪化は、設備投資や人材育成への投資を困難にし、将来的な成長の機会を奪うことにつながります。

 

職人のモチベーション低下

 

値引き営業によって受注単価が下がると、職人に支払われる報酬にも影響が出る可能性があります。
十分な報酬が得られないと感じた職人のモチベーションは低下し、仕事への意欲や丁寧さが失われる懸念があります。
モチベーションの低下は、施工品質の低下を招き、結果として顧客満足度の低下やクレームにつながる可能性があります。
優秀な職人を維持・確保するためにも、適正な価格での受注と、それに見合った報酬の支払いは不可欠です。

 

技術力低下の懸念

 

値引き営業が常態化すると、コスト削減のために安価な塗料の使用や、工程の省略といった「手抜き工事」に繋がりかねません。
このような状況が続くと、職人が本来習得すべき高度な技術や、高品質な仕上がりを追求する機会が失われ、塗装会社全体の技術力が低下する恐れがあります。
技術力の低下は、競合他社との差別化要因を失い、価格競争から抜け出せない悪循環を生み出します。
長期的な視点では、塗装会社としての競争力を損なう重大なリスクとなります。

 

適正価格を維持する塗装会社の仕入れ戦略

 

適正価格を維持し、利益を確保するためには、塗料の仕入れ戦略が非常に重要です。
ここでは、塗料メーカーとの関係構築、複数メーカーの比較検討、そして販売店との連携といった、塗装会社が取るべき仕入れ戦略について解説します。

 

塗料メーカーとの関係構築

 

塗料メーカーとの良好な関係を構築することは、適正価格での仕入れや、最新の製品情報、技術サポートを得る上で有利に働きます。
長年にわたる取引実績や、安定した発注量を示すことで、メーカー側も信頼を置き、価格面での優遇や、優先的な情報提供をしてくれる可能性があります。
また、メーカーとの直接的なコミュニケーションを通じて、製品の特性や最適な使用方法、さらには開発段階の新製品に関する情報などをいち早く入手できることも、塗装会社の提案力向上に繋がります。

 

複数メーカーの比較検討

 

常に同じメーカーから仕入れるのではなく、複数の塗料メーカーの製品を比較検討することが、コスト削減と品質維持の両立に繋がります。
各メーカーが提供する塗料には、価格、性能、色合い、乾燥時間、環境対応など、それぞれに特徴があります。
市場の動向や顧客のニーズに合わせて、最適な塗料を柔軟に選択できるよう、日頃から各メーカーの製品ラインナップや価格体系を把握しておくことが重要です。
これにより、よりコストパフォーマンスの高い塗料を見つけ出すことができます。

 

販売店との連携

 

塗料販売店は、様々なメーカーの塗料を取り扱っており、各製品の特性や市場での評価に精通しています。
販売店との強固な連携を築くことで、自社だけでは得られない客観的な情報や、メーカー間の価格交渉のサポートを受けることができます。
また、販売店によっては、少量多品種の仕入れや、緊急時の迅速な納品に対応してくれる場合もあります。
販売店を戦略的なパートナーと捉え、密に連携することで、仕入れコストの最適化や、業務効率の向上を図ることができます。

 

まとめ

 

塗装会社・リフォーム会社の経営層にとって、値引き営業は短期的な受注獲得に繋がる誘惑がある一方で、長期的な経営においては多くのリスクを伴います。
顧客獲得競争の激化や利益率低下の要因から値引き営業に陥りがちですが、適正価格での提案力強化、付加価値による差別化、リピート・紹介促進といった戦略を軸に、値引きに頼らない経営を目指すことが重要です。
値引き要求に直面した際には、見積もりの透明性確保、品質と工期の説明、代替案の提示などを通じて、丁寧かつ毅然とした対応が求められます。
仕入れ戦略の見直しや、自社の強み再定義、顧客満足度向上への投資も、適正価格での受注を増やすための鍵となります。

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