コジマヤ興業 外壁塗装リフォーム支援事業部のセミナー情報・お知らせ・外壁塗装の専門誌

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外壁塗装の専門誌 2026.05.18

倉庫の温度上昇の対策は塗装で解決!遮熱塗料の選び方と注意点

倉庫内の温度上昇は、保管されている物品の品質劣化を招き、廃棄ロスの増加やブランドイメージの低下に繋がります。
特に、温度変化に敏感な化学製品、医薬品、食品、精密機器などは、わずかな温度上昇でも品質が著しく低下し、本来であれば販売できたはずの製品が廃棄対象となるリスクがあります。
これは、直接的な損失だけでなく、顧客からの信頼失墜にも繋がりかねません。
倉庫の温度上昇対策として塗装が有効な理由を、判断に関わる点を順番に確認していきましょう。

 

倉庫の温度上昇対策で重視すべき塗装のポイントは

 

倉庫の温度上昇対策で重視すべき塗装のポイントについて、判断に関わる点を順番に確認していきましょう。

 

遮熱塗料の選定基準と選ぶべき理由

 

倉庫の遮熱塗装において、遮熱塗料の選定は極めて重要です。
その性能を判断する上で、太陽光の反射率だけでなく、熱を効率的に放出する赤外線放射率も併せて評価する必要があります。
これらの指標が不明瞭な場合は、メーカーの技術担当者や信頼できる塗料販売店の専門スタッフに確認し、客観的なデータに基づいた判断を行うことが不可欠です。
反射率のみを重視し、放射率が低い塗料を選択すると、日中の温度上昇は抑えられても、夜間に熱がこもりやすくなり、期待した効果が得られないリスクがあります。

判断基準としては、JIS規格やメーカーが公表する試験データにおける「太陽光反射率」と「赤外線放射率」の数値を比較することが基本となります。
一般的に、太陽光反射率は高いほど、赤外線放射率は高いほど、遮熱効果は高まります。
しかし、これらの数値は測定条件によって変動するため、同じ条件で比較されたデータを確認することが重要です。
また、塗料の色によっても反射率は大きく変わるため、色と性能のバランスを考慮した選定が求められます。
例えば、濃い色は熱を吸収しやすく、明るい色は熱を反射しやすい傾向があります。

比較観点:
遮熱塗料の性能を評価する際には、単に「太陽光を反射する」という側面だけでなく、「吸収した熱をどれだけ効率よく放出できるか」という赤外線放射率も重要な判断材料となります。
反射率が高くても、放射率が低い塗料は、日中に受けた熱を夜間に放出できず、結果として倉庫内の温度が下がりにくくなる可能性があります。
したがって、両方の数値を総合的に評価し、自社の倉庫の立地条件や運用状況に最適な塗料を選ぶことが肝要です。

注意点:
メーカーによっては、反射率のみを強調し、放射率に関するデータ開示が限定的な場合があります。
このような場合は、信頼できる塗料販売店や専門家にご相談いただくことで、客観的な視点からのアドバイスを得ることが可能です。
また、塗料の色が異なれば、同じ製品でも反射率や放射率に差が生じることがあります。
デザイン性も考慮しつつ、性能とのバランスを見極めることが重要です。

 

耐候性・耐久性を考慮した塗装仕様の決定

 

倉庫は屋外に位置するため、塗装面は紫外線、雨風、温度変化といった過酷な環境に常に晒されます。
そのため、塗料には長期間にわたりその性能を維持できる高い耐候性と耐久性が求められます。
耐候性の低い塗料は早期に劣化し、遮熱効果の低下だけでなく、建物の保護機能も損なう可能性があります。
製品の保証期間やメーカーが公表する耐用年数、そして過去の類似倉庫への施工実績などを参考に、長期的な視点で耐久性の高い塗料を選定することが、建物の長寿命化とトータルコストの削減に繋がります。

耐候性・耐久性を評価する上での判断基準としては、メーカーが公表する耐用年数(例:10年、15年)や、促進耐候性試験(キセノンウェザーメーターなど)の結果が参考になります。
これらの試験は、実際の環境よりも短期間で劣化を再現するため、製品の耐久性を測る指標となります。
また、塗料の種類(アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など)によっても耐候性・耐久性は大きく異なります。
一般的に、フッ素系塗料が最も高い耐久性を示しますが、価格も高くなります。
倉庫の立地条件(塩害地域、工業地帯など)や、建物の構造、そして顧客の予算などを総合的に考慮し、最適な塗料仕様を決定することが、満足度の高い施工に繋がります。

具体例:
例えば、沿岸部のように塩害の影響を受けやすい地域では、塩害に強い特殊な樹脂を使用した塗料や、亜鉛めっき鋼板などの下地に適した防錆機能の高いプライマーの選定が重要になります。
また、工業地帯であれば、排気ガスに含まれる酸性雨や、大気中の汚染物質に対する耐性も考慮する必要があります。
これらの要因を踏まえ、シリコン系塗料でも耐候性の高いグレードを選んだり、より高耐久なフッ素系塗料を検討したりすることで、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。

判断基準:
耐候性・耐久性を判断する際には、単に「長持ちする」という漠然とした表現ではなく、具体的な数値や試験結果に基づいた評価が不可欠です。
メーカーが提供する試験データ(促進耐候性試験、耐薬品性試験など)を確認し、自社の倉庫が置かれている環境下での性能を予測します。
また、製品保証の内容や期間も、メーカーの自信の表れとして重要な判断材料となります。

 

既存の屋根材との相性を考慮した塗料選定

 

遮熱塗料の効果を最大限に引き出すためには、既存の屋根材との相性を考慮した塗料選定が不可欠です。
屋根材の種類(金属、アスファルトシングル、セメント瓦など)によって、塗料の密着性や下地への影響が異なるため、それぞれの素材に適したプライマー(下塗り材)の選定と、塗料自体の適合性を慎重に確認する必要があります。
例えば、金属屋根には防錆効果のあるプライマーが、セメント系屋根には吸い込み止め効果のあるシーラーが適しています。
不適切な選定は、塗膜の剥がれや早期劣化の原因となるため、塗料販売店の専門知識を活用し、最適な仕様を決定することが重要です。

判断基準としては、まず既存の屋根材の種類を正確に特定することが第一歩です。
金属屋根であっても、トタン、ガルバリウム鋼板、ステンレスなど種類があり、それぞれに適したプライマーが異なります。
アスファルトシングルには、シングル材の改質や密着性を高めるための専用プライマーが必要です。
また、屋根材の表面状態(劣化、サビ、汚れなど)も塗料の密着性に影響するため、事前に十分な調査が必要です。
塗料販売店は、各屋根材メーカーが推奨する塗料や、長年の経験から得られた知見に基づき、最適な下地処理方法と塗料の組み合わせを提案することができます。

注意点:
屋根材の表面に発生したサビや藻、コケなどは、塗料の密着性を著しく低下させる原因となります。
これらの汚れは、塗装前に高圧洗浄やケレン作業によって徹底的に除去する必要があります。
特に金属屋根の場合、サビの程度によっては、サビ止め効果の高いプライマーを使用するだけでなく、サビ転換剤などの特殊な処理が必要となる場合もあります。

具体例:
近年普及しているガルバリウム鋼板などの金属屋根材は、表面に特殊なフッ素樹脂などのコーティングが施されていることが多く、通常の塗料では密着しない場合があります。
このような屋根材には、専用の密着剤や、金属素地への食いつきが良い特殊なプライマーの使用が推奨されます。
また、古いトタン屋根の場合は、サビの進行が激しいことが多いため、サビ止め効果の高いエポキシ系プライマーなどを下塗りとして使用し、その上に遮熱塗料を塗り重ねることで、耐久性を確保します。

判断基準:
屋根材との相性を判断する上で最も重要なのは、塗料メーカーが発行する「適用下地一覧」や「施工仕様書」を熟読することです。
これらの資料には、使用できる屋根材の種類、推奨されるプライマーの種類、そして注意事項などが詳細に記載されています。
不明な点があれば、必ず塗料販売店やメーカーの技術担当者に確認し、誤った材料選定によるトラブルを未然に防ぐことが肝要です。

 

倉庫の温度上昇対策塗装で利益率を高めるには

 

倉庫の温度上昇対策塗装で利益率を高めるには、判断に関わる点を順番に確認していきましょう。

 

高付加価値な遮熱塗装メニューの開発

 

倉庫の遮熱塗装は、単なる建物の維持管理ではなく、顧客の経営課題を解決する「投資」と位置づけることで、高付加価値サービスとして展開できます。
温度上昇抑制による保管物品の品質維持、作業環境改善による生産性向上、熱中症リスク低減といった具体的なメリットを、顧客の事業内容に合わせて数値化し、提案することが重要です。
これにより、価格競争に陥ることなく、適正な価格での受注が可能となり、利益率の向上に繋がります。

高付加価値メニュー開発の具体例としては、「倉庫環境改善パッケージ」のような形で、遮熱塗装だけでなく、通気性の改善や断熱材の追加提案なども含めた包括的なソリューションを提供するなどが考えられます。
また、定期的なメンテナンスサービスを組み込むことで、長期的な顧客との関係性を構築し、継続的な収益源とすることも可能です。
顧客の事業内容や課題をヒアリングし、それに対して遮熱塗装がどのように貢献できるかを具体的に説明することで、単なる「工事」ではなく「経営改善提案」としての価値を高めることができます。

経営視点:
遮熱塗装を単なる「屋根の塗り替え」として捉えるのではなく、「倉庫の資産価値向上」「事業継続計画(BCP)の一環」といった視点で提案することで、顧客にとっての価値を大きく高めることができます。
例えば、品質劣化による廃棄ロス削減効果や、従業員の労働環境改善による生産性向上効果を具体的に数値化し、投資対効果を明示することで、高単価での受注に繋がりやすくなります。
これは、価格競争に巻き込まれることなく、自社の技術力や提案力を評価してもらうための重要な戦略となります。

具体例:
ある食品倉庫では、夏場の温度上昇により、保管中の生鮮食品の品質劣化が問題となっていました。
そこで、遮熱塗装と併せて、倉庫内の換気システムの見直しや、断熱材の追加施工を提案する「倉庫環境最適化パッケージ」を提供しました。
結果として、倉庫内の平均温度が数度低下し、品質劣化による廃棄ロスが大幅に削減されただけでなく、作業員の労働環境も改善され、生産性向上にも寄aatしました。
このように、単一のサービスではなく、複数のソリューションを組み合わせることで、顧客の抱える課題を包括的に解決し、高い付加価値を提供することが可能になります。

 

顧客ニーズに合わせた塗装提案による単価アップ

 

遮熱塗装は専門的な知識と技術を要する分野であり、その価値を顧客に理解してもらうことが、単価アップの鍵となります。
なぜ特定の遮熱塗料が選ばれたのか、どのような下地処理が必要で、それがなぜ重要なのかなどを、専門家としての視点から丁寧に説明することで、顧客の信頼を獲得し、価格以外の価値で選ばれる関係性を築くことができます。
顧客の抱える具体的な課題に対し、最適なソリューションを提案することで、より高単価での受注に繋がる可能性が高まります。

単価アップの判断基準としては、顧客が抱える具体的な課題(例:夏場の品温管理コスト増、作業員の熱中症対策費用)を明確にし、それに対して遮熱塗装がどのように貢献できるかを具体的に提示することが有効です。
例えば、「この遮熱塗装により、年間〇〇円の電気代削減が見込めます」「作業効率が〇〇%向上し、年間〇〇円の人件費削減に繋がります」といった具体的な数値を示すことで、顧客は投資対効果を理解しやすくなります。
また、塗料の選定理由や下地処理の重要性を丁寧に説明することで、価格交渉において「安さ」以外の付加価値を提示できるようになります。

経営視点:
顧客のニーズを的確に把握し、それに対して最適な遮熱塗装プランを提案することは、単価アップに直結します。
例えば、単に「遮熱塗料で塗ってほしい」という要望に対し、倉庫で保管している物品の種類、立地条件、予算などを考慮し、最適な塗料の種類、下地処理方法、そして施工回数などを組み合わせたプランを提示します。
これにより、顧客は「専門知識に基づいた最適な提案」をしてくれたと感じ、価格以外の価値を認識し、高単価での受注に繋がりやすくなります。

具体例:
ある精密機器メーカーの倉庫では、夏場の急激な温度変化が製品の品質に影響を与えることを懸念していました。
そこで、単に表面温度を下げるだけでなく、温度変化の幅を小さく抑える効果のある、特殊な遮熱塗料と、結露防止効果のある下塗り材を組み合わせた塗装プランを提案しました。
このプランは、同業他社では提案できない専門性の高いものであり、顧客は「自社の抱える課題を深く理解し、的確な解決策を提示してくれた」と評価し、当初想定していた予算よりも高い価格での契約に至りました。

 

仕入れルートの見直しによるコスト削減

 

遮熱塗料の仕入れコストは、塗装工事全体の利益率に大きく影響します。
塗料販売店は、複数のメーカーの製品を取り扱い、それぞれの特徴や価格帯を熟知しているため、塗装会社・リフォーム会社に対して、コストパフォーマンスに優れた製品の提案が可能です。
また、仕入れ量や取引条件の見直し、あるいは共同購入などを通じて、仕入れコストの最適化を図ることも、利益率向上に貢献します。
信頼できる塗料販売店との強固なパートナーシップは、安定した品質の塗料を適正価格で入手するための重要な要素となります。

仕入れルートの見直しによるコスト削減の判断基準としては、まず自社の仕入れ状況を把握し、競合他社の仕入れ価格や取引条件を調査することが重要です。
塗料販売店は、複数のメーカーから仕入れることで、大量購入による割引や、独自のルートによる有利な価格での提供が可能です。
また、塗料の品質と価格のバランスを考慮し、顧客の予算や要求性能に合致する製品を提案することで、利益率を確保しながらも競争力のある価格設定が可能になります。
例えば、特定のメーカーの最上位塗料だけでなく、同等の性能を持つ中位グレードの塗料や、特定の機能に特化した塗料を組み合わせることで、コストを抑えつつ、顧客のニーズを満たす提案ができます。

経営視点:
塗料の仕入れコストは、塗装工事の利益率に直結する重要な要素です。
複数の塗料メーカーと取引のある塗料販売店は、各製品の価格帯や性能を熟知しており、顧客の予算や要求仕様に合致する、コストパフォーマンスに優れた製品を提案できます。
また、自社で直接メーカーから仕入れる場合と比較して、塗料販売店を経由することで、小ロットでも有利な価格で購入できる場合や、物流コストを削減できる場合もあります。

具体例:
ある塗装会社では、これまで特定のメーカーの遮熱塗料を定価に近い価格で購入していました。
しかし、信頼できる塗料販売店に相談したところ、同等性能を持ちながらも価格が抑えられる別のメーカーの製品を提案されました。
さらに、その販売店が提供するポイントプログラムや、定期的なキャンペーンを利用することで、年間で数十万円の仕入れコスト削減を実現しました。
このように、仕入れルートを見直すことで、直接的なコスト削減だけでなく、より競争力のある価格での顧客提案が可能になります。

判断基準:
仕入れルートの見直しによるコスト削減の判断基準としては、まず、自社が現在利用している塗料の仕入れ価格を把握し、市場価格と比較することが重要です。
次に、複数の塗料販売店やメーカーから見積もりを取り、価格だけでなく、納期、支払い条件、技術サポートなども含めて総合的に比較検討します。
また、塗料の品質が低下しない範囲で、より安価な代替品を探すことも有効な手段です。
塗料販売店と良好な関係を築くことで、最新の製品情報や、お得なキャンペーン情報をいち早く入手できるメリットもあります。

 

まとめ

 

倉庫内の温度上昇対策としての塗装は、単なる建物の保護や美観向上にとどまらず、保管物の品質維持、作業環境の改善、そして従業員の安全確保といった、経営に直結する重要な課題解決策となります。
塗装会社・リフォーム会社の経営者様にとっては、遮熱塗装の技術的な側面を深く理解し、さらに、顧客に対してその価値を的確に伝えることが、競争優位性を確立し、利益率向上に繋がる鍵となります。
遮熱塗料の選定基準、耐候性・耐久性の重要性、下地処理の徹底、そして現場での施工における注意点などを総合的に理解し、実践することで、顧客満足度を高め、持続的な事業成長を実現できるでしょう。

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