コジマヤ興業 外壁塗装リフォーム支援事業部のセミナー情報・お知らせ・外壁塗装の専門誌

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外壁塗装の専門誌 2026.11.06

塗料の仕入先は1社に絞るべき?供給制限から考える複数の販売店と取引する意味

塗装店様の多くは、地域の塗料販売店から日常的に材料を仕入れていると思います。

いつもの担当者に連絡すれば必要な材料を用意してくれる。

急ぎの調色にも対応してくれる。

現場で材料選定に迷ったときには相談できる。

こうした関係は、一度の取引でできるものではありません。

長年材料を購入する中で、販売店側もその施工店様が普段どのような材料を使い、

どのような現場を施工しているのかが少しずつ分かってきます。

そのため、信頼できる塗料販売店をメインの仕入先として

長く付き合うことには大きなメリットがあります。

一方、2026年に塗料業界で発生した供給不安を経験して、

コジマヤ興業株式会社でも改めて感じたことがありました。

それは、一つの仕入先だけですべての材料を調達することには、

平時には見えにくいリスクもあるということです。

2026年の供給不安で実際に起きた「前年実績に応じた出荷」

2026年は中東情勢などを背景に、塗料やその原材料、

副資材などの供給が不安定になる時期がありました。

その際、メーカーから聞く機会が増えたのが、

「前年実績に応じて出荷する」

という考え方です。

供給できる数量が限られている以上、それまで取引のなかったところへ

無制限に商品を供給するのではなく、

過去の販売実績などを参考にしながら既存の流通を維持していく必要があります。

実際、この時期にはコジマヤ興業株式会社にも全国から、

「この塗料を出してもらえませんか?」

「今まで取引はないのですが、材料を購入できませんか?」

といった新規のお問い合わせがありました。

しかし、当社もまずは日頃から材料を購入していただいている

既存のお客様への供給を維持しなければなりません。

そのため当時は、新規のお客様からの塗料販売のご依頼についてはお断りしました。

材料が不足してから新しい仕入先を探しても、

その販売店自身が既存顧客への供給で手一杯になっていることがあります。

今回の供給不安は、そのことを販売店側として改めて実感する出来事でもありました。

コジマヤ興業自身も複数メーカーとの取引に助けられた

一方で、コジマヤ興業株式会社が既存のお客様への

供給を続けるうえで助けられたこともあります。

当社が日頃から、多くの塗料メーカーと継続して取引していたことです。

供給不安が発生したからといって、

すべてのメーカーのすべての商品がまったく同じ状況になるわけではありません。

あるメーカーでは供給が難しい。

別のメーカーでは比較的供給できる。

特定の商品は難しくても、

用途や仕様を確認すると別メーカーの商品で対応できる場合もある。

もちろん、塗料であれば何でも代替できるわけではありません。

下地、用途、仕様、施工条件などを確認したうえでの判断が必要です。

それでも当社の場合、複数メーカーとの取引があったことで、

各メーカーの供給状況を確認しながら可能な範囲で調整することができました。

これは塗料販売店と施工店という立場の違いはありますが、

仕入れルートを一つだけに集中させないことの意味を考えるきっかけになりました。

では、施工店も複数の販売店から仕入れた方がいいのか?

ここで誤解したくないのは、

「販売店は何社も作っておいた方がいい」

という単純な話ではないということです。

まして、

「普段は一社から購入して、材料が不足したときだけ別の販売店を利用する」

という意味でもありません。

塗料販売店も商売です。

限られた商品しか入荷しない状況になれば、

日頃から取引していただいているお客様への供給を優先するのは自然なことです。

これはコジマヤ興業株式会社でも同じです。

普段ほとんど取引がなく、供給が厳しくなったときだけ大量の商品を求められても、

既存のお客様への供給を差し置いて対応することはできません。

大切なのは、仕入先の数ではなく、平時からどのような取引関係を築いているかだと思います。

地場の販売店をメインにするメリットは大きい

材料調達を考えるうえで、地域の塗料販売店が持つメリットは非常に大きなものがあります。

塗装工事では、

「今日もう一缶必要になった」

「明日の現場でこの色が必要」

「現場を確認したら予定していた材料が使えなかった」

といったことが起こります。

こうしたとき、地域に在庫や調色設備を持ち、すぐに動ける販売店は頼りになります。

また、長く取引していれば、施工店様が普段使用している商品や現場の傾向も分かっています。

そのため、メインとなる地場の販売店との関係を大切にすることは、これまでと変わりません。

そのうえで別の販売店とも「実際に取引しておく」

一方で、すべての仕入れを一社に集中させるのではなく、

別の販売店とも日頃から一定の取引をしておく方法はあります。

たとえば、

あるメーカーの商品はメインの販売店から購入する。

別のメーカーの商品はもう一つの販売店から購入する。

特定の商品や副資材について継続的に取引する。

といった形です。

重要なのは、緊急時のためだけに口座を作るのではなく、

実際の仕入先として取引しておくことです。

取引が続けば販売店側にも販売実績ができますし、

施工店様がどのような会社なのかも少しずつ分かってきます。

メーカーが過去の販売実績を基準に供給を制限すれば、

販売店側もその実績と無関係には動けません。

そのため、非常時になって初めて仕入先を増やそうとするのではなく、

平時から仕入れルートそのものを分散しておくという考え方です。

県外の販売店と取引する方法もある

ただ、同じ地域にある二つの販売店と取引することには、少し難しい部分もあります。

塗料業界は地域ごとのつながりも強く、

どの施工店がどの販売店から材料を購入しているか分かることもあります。

長年一社と取引してきた中で、突然近隣の競合販売店からも頻繁に購入するようになれば、

これまでの関係に影響することも考えられます。

そこで選択肢の一つになるのが、地場の販売店をメインとしながら、

県外の販売店とも実際に取引するという形です。

現在は物流網も整っているため、

すべての塗料を地元だけから購入しなければならないわけではありません。

急ぎの調色や当日必要な材料などは地場の販売店。

一方、納期に余裕のある材料や特定メーカーの商品などは県外の販売店。

このように、それぞれの販売店の特徴に合わせて仕入れを分ける方法もあります。

販売店との関係は「商品を買うこと」から始まる

塗料販売店は、材料についてさまざまな相談を受けます。

商品選定、施工仕様、メーカーへの確認、納期、代替商品の調査など、

その内容はさまざまです。

こうした対応も、日常的な材料販売の中で成り立っています。

そのため、別の販売店と関係を作るのであれば、

「困った案件だけ相談する先」ではなく、「実際に材料を仕入れる先」

として付き合うことが大切です。

価格、取り扱いメーカー、物流、商品知識、対応できる地域など、

販売店ごとに特徴があります。

その特徴に合わせて実際に商品を購入し、取引を続ける。

その積み重ねがあって初めて、

何かあったときにも相談できる関係になっていきます。

複数仕入先を持つ目的は、価格競争だけではない

仕入先を複数にすると、

「安い販売店を探すためでは?」

と思われることもあります。

もちろん仕入価格は重要です。

しかし今回のような供給不安を経験すると、

仕入先を複数持つ意味は価格だけではないことが分かります。

必要な材料を安定して調達できるか。

これは塗装店様にとって、現場を予定通り進めるためにも重要なことです。

一社ですべてを購入することにもメリットがあります。

複数の販売店から仕入れることにもメリットがあります。

どちらが正解ということではありません。

ただ、一社だけに仕入れを集中させているのであれば、

「もし、このルートから材料が入らなくなったらどうするか」

を一度考えておく価値はあると思います。

平時の取引が、結果として供給リスクへの備えになる

2026年の供給不安では、コジマヤ興業株式会社自身も、

日頃から複数のメーカーと取引してきたことに助けられました。

同時に、供給が厳しくなってから初めてお問い合わせいただいたお客様には、

商品を販売できないという経験もしました。

そこから感じたのは、

非常時だけ使える仕入先を確保することではなく、

平時から複数の仕入先と実際の取引関係を築いておくことが重要なのではないか

ということです。

メインの販売店との関係を大切にする。

必要に応じて別の販売店からも継続的に商品を仕入れる。

それぞれと普段から取引しておく。

その結果として、仕入れルートが複数になる。

供給が安定しているときにはあまり意識しない部分ですが、

材料が不足したときには、その違いが大きくなることがあります。

塗料の仕入先を考える際には、価格や普段の利便性だけでなく、

材料調達のリスクという視点から取引先を考えてみることも、一つの方法ではないでしょうか。

塗料を通じて、施工店様をサポートしています。

コジマヤ興業株式会社は、塗装店様・リフォーム店様・工務店様へ塗料を販売する専門商社です。

静岡県内の施工店様だけでなく、県外の施工店様への塗料・副資材の販売、発送にも対応しています。

各種メーカー塗料やPB塗料など、
実際の材料取引を通じて長くお付き合いいただける施工店様からのご相談を承っています。


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