今回は希少性の与える行動心理についてです!
“残り2部屋”など、宿泊ホテルの予約サイトで
よく見かけることが多いと思います。
希少性の行動心理は需要と供給のバランスにより
価値観が変わるという、非常にシンプルな公式にあてはまります。
つまり、手に入らないものは価値が上がるというものです。
(または、価値が高いと錯覚に陥りやすいということです。)
1975年。ステファン・ウォーチェルという社会心理学者が
希少性の与える心理における、ある実験を行いました。
それは、2つのお菓子の瓶を用意し
一方は10枚のクッキーを入れ瓶を満タンにしてあり、
もう一方は2枚のクッキーをいれて品薄状態にしました。
これを被験者に両方の瓶から1枚づつ食べてもらい、
どちらのクッキーがおいしかったか投票してもらうというものです。
もちろん、中のクッキーは同じものです。
結果はといいますと、
Aの評価:★★★
Bの評価:★★★★★★★★★★
圧倒的にBの方がおいしかったと答えた人が多数でした。
まったく同じものを食べたのに希少性の与える影響は
人間の味覚や嗅覚など、五感にまで影響を与えてしまうという
ちょっと恐ろしいものです。
しかし、この実験原則にもとずいて外壁塗装ビジネスに当てはめる場合の注意点は、
言い回しに気を付ける必要があります。
具体的にいうと、
「もとはたくさんあったのだけれども、人気があるためにあと少ししか残ってない」
というアプローチをとれば、効果が期待できますが、
「もともと数が少ないので今すぐ購入を」というアプローチでは、それほど効果は期待できません。
という原理原則にあてはまります。
以上、行動心理学における『希少性の原理』についてお伝え致しました。
是非、外壁塗装ビジネスにお役立て頂ければ幸いです!
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